2026-02

アメリカ猟奇・異常犯罪史

【1893/米国】白亜の都と黒亜の迷宮―大量消費社会の影で稼働した「殺人ホテル」

導入文1893年、アメリカ・シカゴ。コロンブスのアメリカ大陸発見400周年を記念する「シカゴ万国博覧会」が開催され、2700万人もの人々がこの街を訪れた。夜を真昼のように照らす無数の電球、天高くそびえ...
英国殺人事件簿

【1893/英国】名探偵のモデルと「証明不能」の銃弾―アーンドラモントの冷血なる偽装劇

導入文1893年、イギリス。奇しくもこの年、アーサー・コナン・ドイルは自らの生み出した名探偵シャーロック・ホームズを『最後の事件』で滝壺へと葬り去った。しかし現実の霧の都とスコットランドの森では、フィ...
国内殺人事件簿

【1927/日本】「ぼんやりした不安」が殺意に変わる時―エログロの狂騒と凍てつく毒薬

導入文1927年(昭和2年)下半期。この年の7月24日、一人の天才作家・芥川龍之介が「ただぼんやりした不安」という言葉を残して自ら命を絶ちました。彼を死に追いやったその「不安」は、まさに当時の日本社会...
アメリカ猟奇・異常犯罪史

【1892/米国】真昼の密室と40回の斧―名家を血に染めた「リジー・ボーデン事件」

導入文1892年、アメリカ。産業革命の熱気が国中を包み込む「金ぴか時代」の裏側で、ニューイングランドの古い街には、厳格なキリスト教道徳と家父長制が重くのしかかっていた。ヴィクトリア朝の抑圧的な空気は、...
英国殺人事件簿

【1892/英国】床下のコンクリートと絞首台の告白―「レインヒルの怪物」と毒殺魔の最期

導入文1892年、ヴィクトリア朝末期の英国。ロンドンのガス灯が照らし出したのは、帝国の繁栄ではなく、家庭という「聖域」に潜む腐敗だった。切り裂きジャックの恐怖が薄れゆく中、人々は気づき始めていた。怪物...
国内殺人事件簿

【1927/日本】昭和恐慌の足音と無垢なる狂気―「9歳の殺人鬼」と「血の晩餐」

導入文1927年(昭和2年)。新しい元号の幕開けは、決して希望に満ちたものではなかった。春に勃発した「昭和金融恐慌」は街に失業者を溢れさせ、来るべき暗い時代の足音を響かせていた。都市部ではカフェやダン...
アメリカ猟奇・異常犯罪史

【1891/米国】NYに現れた「切り裂きジャック」とシカゴの「消える母娘」―大西洋を越えた刃

導入文1891年、アメリカ。「金ぴか時代」の繁栄に沸くこの国は、同時に「犯罪の世紀」の入り口に立っていた。ニューヨークではロンドンの悪夢が海を渡ったかのような猟奇殺人が発生し、シカゴでは万博の建設音に...
英国殺人事件簿

【1891/英国】切り裂きジャックの「エピローグ」と毒殺魔の「プロローグ」―ロンドン闇の交差点

導入文1891年、ロンドン。ホワイトチャペルを震え上がらせた「切り裂きジャック」の最後の犯行から3年。市民は霧の中に潜む影に怯え続けていたが、その恐怖は新たな局面を迎えていた。一方は、ジャックの犯行を...
国内殺人事件簿

【1926/日本】大正の断末魔と昭和の産声―「猟奇」と呼ばれたバラバラ死体と憑き物殺し

導入文1926年(大正15年・昭和元年)。大正天皇の病状悪化に伴い、日本中が「自粛」の重苦しい空気に包まれていた下半期。しかし、その静寂の裏側では、退廃的な「エログロ・ナンセンス」文化が最後の徒花を咲...