国内殺人事件簿

国内殺人事件簿

【1927/日本】昭和恐慌の足音と無垢なる狂気―「9歳の殺人鬼」と「血の晩餐」

導入文1927年(昭和2年)。新しい元号の幕開けは、決して希望に満ちたものではなかった。春に勃発した「昭和金融恐慌」は街に失業者を溢れさせ、来るべき暗い時代の足音を響かせていた。都市部ではカフェやダンスホールが隆盛を極める「エログロ・ナンセ...
国内殺人事件簿

【1926/日本】大正の断末魔と昭和の産声―「猟奇」と呼ばれたバラバラ死体と憑き物殺し

導入文1926年(大正15年・昭和元年)。大正天皇の病状悪化に伴い、日本中が「自粛」の重苦しい空気に包まれていた下半期。しかし、その静寂の裏側では、退廃的な「エログロ・ナンセンス」文化が最後の徒花を咲かせ、人々の不安は頂点に達していた。 こ...
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【1926/日本】大正の黄昏、昭和の夜明け―集団心理の暴走と密室の心中劇

導入文1926年(大正15年)。病床の天皇を見守る重苦しい空気と、来るべき新時代「昭和」への期待が入り混じる端境期。この年の12月25日に元号が変わるため、1月から6月はまだ「大正」の最末期にあたる。デモクラシーの光は陰り、社会にはエログロ...
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【大正/日本】大正ロマンの影に蠢く「エログロ」の源流―バラバラ殺人と密室の怪

1912年から始まる大正時代。それは「大正デモクラシー」の自由な空気が流れる一方、第一次世界大戦の成金景気と、その後の恐慌、そしてスペイン風邪の猛威が混在する「狂騒の時代」であった。モボ・モガが銀座を闊歩するその足元で、江戸川乱歩が描いたよ...
国内凶悪犯罪ファイル

【明治/日本】文明開化の闇に咲いた徒花―「毒婦」と「人肉スープ」の怪事件

1868年、明治維新。日本は髷(まげ)を切り、西洋の科学と法を取り入れた「文明開化」の光の中にあった。しかし、急速な近代化が生んだ歪みは、江戸時代の怪談よりもおぞましい「近代犯罪」を生み出した。ガス灯の影で蠢いたのは、貧困に喘ぐ女の情念と、...
国内殺人事件簿

【1976年4月〜6月】トランクの中の歌声と、黒いピーナッツの正体

こんにちは、ブログ「しらちご」専属ライターです。 今回は1976年(昭和51年)第2四半期の日本を振り返ります。この季節、日本中が「ロッキード」という巨大な黒い霧に包まれていました。国会では証人喚問が続き、国民の怒りが渦巻く中、芸能界では紅...
国内殺人事件簿

【1976年1月〜3月】ロッキードの闇と「カミカゼ」の復活――昭和の転換点

こんにちは、ブログ「しらちご」専属ライターです。 今回は1976年(昭和51年)の第1四半期を振り返ります。この時期の日本は、戦後最大の疑獄「ロッキード事件」の発覚により、政治とカネの闇が白日の下に晒されたタイミングでした。国会中継に国民の...
国内殺人事件簿

【昭和犯罪史】1975年10月〜12月:「3億円」の時効と、仁義なき「大阪戦争」の勃発

こんにちは、しらちごです。 今回は、昭和50年(1975年)の第4四半期(10月〜12月)に日本国内で発生した事件を振り返ります。この年の冬は、日本警察にとって「屈辱」の季節でした。 延べ17万人もの捜査員を動員した「3億円事件」が、ついに...
国内殺人事件簿

【昭和犯罪史】1975年7月〜9月:「内ゲバ」の血と、コインロッカーの闇

こんにちは、しらちごです。 今回は、昭和50年(1975年)の第3四半期(7月〜9月)に日本国内で発生した事件を振り返ります。春に連続企業爆破事件の犯人グループが検挙され、大規模な爆弾テロの脅威は去ったかに見えました。しかし、行き場を失った...
国内未解決事件

【昭和の闇】松本清張が挑んだ最大のタブー「帝銀事件」:小説が暴いたGHQと731部隊の影

こんにちは、しらちごです。昭和の犯罪史において、「帝銀事件」ほど多くの作家やジャーナリストを惹きつけ、そして数多くの「解釈」を生んだ事件はありません。 その中でも、この事件を単なる強盗殺人から「国家規模の謀略」へと定義し直し、世論を大きく動...